夫婦喧嘩が子供に与える影響とは?

夫婦喧嘩

出産を機に喧嘩が増えたというご夫婦も多いかと思います。
出産自体が体力的に大変ですし、慣れない子育てで精神的にも余裕がなくなりますよね。
女性は出産を機にホルモンの影響でイライラしやすくもなります。
また、子育ての方針で意見が食い違い、喧嘩になってしまうということも起こるかもしれません。せっかく二人の大切な家族が増えたのに、夫婦喧嘩が絶えず楽しくないのは悲しいものです。

夫婦喧嘩も二人の間だけで行われているのならまだ良いのですが、一番気をつけて欲しいことが
あります。それが子供の前で喧嘩をするということです。
子供の前で喧嘩するのは良くないことだと分かっているけど、ついやってしまっているという方へ、
夫婦喧嘩が子供に与える影響について書いてみたいと思います。

子供の自己肯定感が低くなる

自己肯定感については色々なところで述べられているので、ご存知の方は多くいらっしゃると思います。では改めて自己肯定感とは?
他人と比較するのではなく、ありのままの自分を認め、尊重し、自己価値を感じることができる心の状態を指します。 人間関係やパートナーシップ、仕事や自己実現においても、自己肯定感が土台となり、幸福に大きく影響する感覚です。 子供の成長にとってはとても大切なもの。
まだ小さいから、子供だからと思っているのは親の方だけであり、大人の事情など理解していないはずの年齢の子供でも、両親は自分のせいで夫婦喧嘩をしているのでは?と感じるのです。
私がいない方が良かったんだ、私が良い子にしていれば喧嘩しないかもなどを子供なりのメッセージとして受け取ります。夫婦喧嘩の影響で、子供の自己肯定感がなくなるというのはこういったことになります。
自己肯定感が高い人は人間関係をうまく構築でき、多少の困難にも負けない人間になれますが、
自己肯定感が低い人はちょっとしたことで自信をなくしたり、萎縮してしまい、人生に困難を感じることこともあります。
子供にはなんの責任もありませんが、大人の都合で子供の自己肯定感を潰してしまう可能性があるのです。
あなたはお子さんに自己肯定感が高く育って欲しくないですか?

子供の脳に悪影響

最近では子供の目の前で夫婦喧嘩をし続けると、脳の一部に影響があることも研究で明らかになっているそうです。
子供が夫婦間の暴力や暴言を目撃した場合、脳の中の視覚野と呼ばれる部分に影響が生まれます。
視覚野が委縮すると、学習能力や記憶力が低下、さらに自分の感情や言動をコントロールできなくなり、他人に暴力を振るったり暴言を吐いたりといった性格になってしまいます。
大切な子供にこんな影響があるなんて、とても怖い事実ですよね。

暴力的になる

子供は精神的な面でも、コミュニケーション能力の面でも未発達な存在です。
大人はストレスを感じた時、様々な行動によってそれを発散することができます。
でも子どもにとってそれは難しいことなのです。
そのため、夫婦喧嘩を見聞きしたことによって受けたストレスを、それを他人への暴力という形で
発散しようとすることもあります。
怒りを抑えられず、自分の思い通りにならない、自分の存在が認められない暴力という形でコミュニケーションを取る大人になってしまうかもしれません。
しょっちゅう喧嘩を見て育ってしまったら、それが当たり前のコミュニケーション方法なんだと、
無意識に刷り込まれてしまい、将来子供が家庭を持った時に同じ事をしてしまっても、それが当たり前すぎて自覚も持てないようになるかもしれません。
子供には幸せな家庭を築いて欲しいものですね。

精神疾患に罹りやすくなる可能性が

両親の大きな声や罵りに恐怖を感じ、大きなストレスを受けてしまいます。
夫婦喧嘩を目撃した子どもが受ける精神的なストレスは、大人が考えるよりも深刻です。
子供だし分かっていないはず、などと軽く考えてしまうのは危険です。
夫婦喧嘩がよく起こる家庭の子供は、不眠や頭痛、腹痛、吐き気といった具体的な症状が現れることもあります。もっと深刻だと拒食や過食などの摂食障害や自傷行為に走ることも。
また、夫婦喧嘩で怖いのが子どものPTSD「心的外傷後ストレス障害」。強い恐怖やショックを体験した人が後々までその影響に悩まされるというものです。
この影響は時間が経ってから現れるため、例えば社会に出て会社の上司に怒鳴られた時など、子供本人に自覚はなくても幼少期の心の傷が蘇り、身体症状が突然現れてしまうかもしれません。
大人になってからもフラッシュバックに苦しみますし、トラウマは簡単には治せないものなのです。

アダルトチルドレンになってしまう

「アダルトチルドレン」とは、幼少期に機能不全家族の中で育ち傷つき、大人になってから生きづらさを抱えてしまうパーソナリティーの事を指します。
大人になって生きる上で支障があると思われる人たちのことです。
アダルトチルドレンの特徴としては、自分の判断に自信がない、常に孤独を感じる、他人に依存してしまうといった特徴が上げられます。それにより人間関係もうまくいかないことが多いです。
HSPと特徴が似ていると言われていますが、HSPは生まれつき感受性が強く敏感な気質アダルトチルドレンは幼少期からの機能不全家庭が原因です。
子供が将来生きづらさを抱えながら生きていくなんて、親として望むものではないですよね。

いかがでしたか?
感情的になると抑えきれずについ子供の前で喧嘩になってしまいますよね。私も過去、子供が小さい頃から夫婦喧嘩を繰り返してきました。まだ子供なんだからと、子供が何も言ってこない事をいいことに、夫婦揃ってやめようとしなかったのです。結果どうなったか?息子が中学生の時に突然朝起きられない、学校にも行けない、部屋に閉じこもるようになってしまいました。初め原因が分からず困りましたが、心理学の勉強をしアダルトチルドレンについて深く学んでから、私が犯してしまった事を深く後悔しました。
すごく傷ついてきたんだね、気づかなくて本当にごめんねと…
これを読んでいる方の中で、もし小さいお子さんがいらっしゃる方がいれば、喧嘩をする場所とタイミングは考えられることを強くお勧めします。

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